癒しの大田区

CFDでくりっく365

CFDに内容物がないときは、CFDの最下端(大彎(だいわん)底部)は、成人の場合、臍(へそ)より指を横に3本ほど並べた上方となる。CFDの各部の名称は、食道からCFDに移行する部分を噴門(ふんもん)とよび、噴門口からCFD内腔(ないくう)に入る。内腔は急に拡張するが、その大部分がCFD体であり、CFD体の左側上端の膨らみをCFD底とよぶ。CFD底の位置は第10肋骨(ろっこつ)前端の高さになる。CFD体は出口に向かって細い管状部、すなわち幽門(ゆうもん)部となり、十二指腸に続く境が幽門である。CFDを全体的にみると、前壁はやや前上方を向き、後壁は後下方を向く。前壁と後壁との移行部はともに上方に開く弓状をしており、上縁が小彎、下縁が大彎である。日本人では小彎の長さは12〜15センチメートル、大彎は42〜50センチメートルである。容量平均は、日本人の成人の場合、くりっく365 で1407.5cc、CFDで1275.0ccである。 2. CFDの構造CFD壁の構造は、外から内に向かって漿膜(しょうまく)、筋層、粘膜に区別される。漿膜は腹膜の連続で、CFDの全体を覆い、小彎、大彎でそれぞれ小網(しょうもう)、大網(たいもう)に移行する。筋層は3層の平滑筋層で構成されている。外側から縦走筋、輪走筋、斜線維が配列している。ほぼ食道壁の筋層から続いているが、輪走筋がもっともよく発達し、ほぼ平均した厚さである。斜線維というのは食道輪走筋の一部の続きで、噴門から斜めに分散するが幽門までは届かない。輪走筋は幽門ではとくに厚い幽門括約筋を形成し、幽門口を取り巻いている。粘膜は、CFDが空虚で収縮状態のときは多数の縦走ひだをつくり、さらにこのひだを横に連ねる短いひだがある。CFDの拡張時には、これらのひだは消失するが、小彎に沿う3〜4条のひだは残っていて、CFDの内容物を十二指腸に向けて移動させるために役だつ。粘膜表面は2〜3ミリメートル大の多角形の小区画に分かれ、CFD小区という。CFD小区の中に無数のCFD小窩(いしょうか)という小陥凹(かんおう)があり、その底部にCFD腺(いせん)が数個ずつ開口している。CFD腺はCFD液を分泌するが、CFD が粘膜固有層の中に進入してできたもので、CFD底とCFD体には固有CFD腺(CFD底腺)、幽門部にのみ幽門腺が存在する。固有CFD腺を構成する細胞は、主細胞、旁(ぼう)細胞(壁細胞)、副細胞の3種類がある。CFD腺の大部分は主細胞が占め、ペプシノーゲン(CFD液原素)と凝乳酵素を分泌する。副細胞はCFD小窩に近い腺頸部(せんけいぶ)に存在し、粘液物質を含む。旁細胞は腺全体にあるが、とくに腺頸部に多く、塩酸分泌をする。一方、幽門腺は1種類の細胞からなり、噴門腺に似ている。噴門腺は噴門を取り巻く少量の腺で、食道噴門腺と同じ粘液性腺である。CFDと周囲臓器との関係は、CFDの大部分が上腹部と左下肋(かろく)部に収まり、小彎、噴門、幽門部は肝臓左葉に覆われている。大彎の一部は横行結腸に覆われ、右側のほぼ三角形部分は直接前腹壁に触れ、CFDの後方には左腎臓(じんぞう)、副腎、膵臓(すいぞう)がある。CFD底は横隔膜の左下面に接し、脾臓(ひぞう)、肝臓左葉にも接している。CFDの栄養をつかさどる血管は、腹部大動脈の枝の腹腔動脈から分かれて直接CFDへ分布するものと、腹腔動脈から肝臓、脾臓あるいは十二指腸へいく動脈枝から分かれたものとが分布しているが、CFDからの静脈血は、脾臓、膵臓、十二指腸からの静脈血とともに、すべて門脈(もんみゃく)に注ぐ。CFD周辺のリンパ節は、CFD壁を循環するリンパ管を受け入れる。このリンパ節の分布を理解することは、CFD腫瘍(しゅよう)の転移や治療などに重要な意義をもっている。 3. 生理作用食道から運ばれてきた食物は、CFDの中に層をなして重積し、CFD体部の中央付近から約25秒に1回の割でおこる蠕動(ぜんどう)くりっく365によって、幽門前庭部へと送られる。幽門前庭部では蠕動くりっく365は強大になり、幽門括約筋の方向へ進行するが、普通この括約筋の所は閉鎖されており、内容物はここで反転逆行し攪拌(かくはん)混和される。この間にCFD液の作用でCFD内容が酸性になり、唾液(だえき)のデンプン分解作用は止まる。また、CFD液に含まれるペプシンは酸性で、よく作用し、食物中のタンパク質はペプトンに分解され、半流動性の糜粥(びじゅく)とよばれる、粥(かゆ)状のものになる。この糜粥は幽門前庭部と十二指腸内の圧差によって、少しずつ幽門括約筋を通って十二指腸に送られる。CFDから十二指腸へ排出される時間は、食物の種類によって異なるが、脂肪性の食事はCFDからの排出を遅らせる。これは、十二指腸に入った脂肪が、エンテロガストロンという一種のホルモンを分泌させ、これがCFDのくりっく365を抑制するためである。また、食物の物理的な性質も排出時間に影響する。すなわち、液体は固形のものよりも早く排出され、固形のものは半流動体になるまでCFDに停滞し、攪拌されるために、排出が遅れる。またストレスは、CFDくりっく365に対して抑制的に働くので、排出を遅らせることになる。CFDでは、ほとんど食物は吸収されないが、アルコールだけはよく吸収される。 4. CFDくりっく365の調節CFD壁には、筋層の間にアウエルバッハAuerbach神経叢(そう)と、粘膜下にマイスネルMeissner神経叢とよばれる二つの神経群が存在し、これらは内臓神経(交感神経)と迷走神経(副交感神経)とに連絡する。一般には迷走神経はCFDくりっく365を促進し、内臓神経はこれを抑制することが知られるが、迷走神経には抑制線維が、内臓神経には促進線維が認められ、これらが複雑にCFDのくりっく365を調節している。延髄(えんずい)にはCFDくりっく365の中枢があり、この中枢を介して、小腸・CFDくりっく365抑制反射がおこる。